2026/08/13 19:50

私は、2022年からカタツムリをテーマにしたブログを配信しています。


ブログのタイトルは、カタツムリから学ぶスローライフ🎓『こつむ日記』🐌です。


ブログを始めた当初は、

「カタツムリのブログなんて、誰が読むのだろう?」

「どうせ、誰にも読まれないだろう」

そんなことを考えながら、半ば試しに始めたようなものでした。

そして、

「きっと、すぐにネタ切れになるだろう」

とも思っていました。


ところが、カタツムリについて調べれば調べるほど、知らなかった世界が次々と現れてきました。


「カタツムリって、結構いろいろなことがあるんだな」

そう思うようになり、さらに調べていくと、カタツムリは生物学だけではなく、文学、芸術、文化、宗教など、実にさまざまな分野で人間と関わってきたことにも気が付きました。


そして、カタツムリそのものにも、驚くほどの多様性があります。

世界には3万5000種以上、日本にも約800種のカタツムリがいるとされます。

島や山など、地域によって殻の形や模様、巻き方などが異なる種類も多く、移動する能力が低いカタツムリは、長い時間をかけて、それぞれの環境に適応しながら独自の進化を遂げてきました。

小さな生き物の中に、これほど多様な世界が広がっているのです。


そこで、私はあることを考えるようになりました。

こんなに多様な生き物をテーマに作品を作ったら、いったいどれだけ多様な作品が生まれるのだろう?

それが、こつむ舎を始めた理由のひとつです。


こつむ舎では、ひとつの表現方法に作品を閉じ込めないようにしています。

ZINE、リソグラフ、シルクスクリーン、活版印刷、絵、俳句、文章、デザイン。


そのとき出会ったカタツムリや、そこから生まれた物語に合わせて、表現方法そのものを変えていく。


なぜなら、カタツムリがこれほど多様なのに、それを表現する方法だけがひとつである必要はないと思うからです。

カタツムリには、右巻きもいれば左巻きもいる。

大きなものもいれば、小さなものもいる。

木の上に暮らすものもいれば、地面に暮らすものもいる。

乾燥した砂漠で生きるものもいれば、島という限られた環境の中で独自の進化を遂げたものもいる。

そんなカタツムリの多様性を、そのまま作品の多様性として表現してみたい。


それが、こつむ舎のこだわりです。

だから、こつむ舎は「カタツムリの作品を作る」というだけではありません。


カタツムリという小さな生き物を入り口に、どこまで自由に表現できるのかを試していく、小さなアートプロジェクトです。


そして、それは私にとって、ひとつの「小さな革命」でもあります。


速さや効率だけを求めるのではなく、ひとつの生き物をじっくり観察し、そこから生まれた疑問や驚き、物語を拾い上げていく。


カタツムリのように、ゆっくりと。

けれど、その歩みの中から、思いもよらない方向へ進んでいく。

カタツムリの多様性を、作品の多様性へ。


それが、こつむ舎の「ゆっくり革命」です。