2026/10/13 13:37

蝸牛句(かぎゅうく)は、カタツムリをテーマにした俳句と、活版印刷の小さな作品です。俳句カードと、その解説を収めたミニZINEをセットにしました。
小さなカードケースに収まるサイズで、俳句カードには学研の活版印刷キットを使い、解説書にはレーザープリンターで印刷するという、異なる印刷方法を組み合わせて制作しました。
実は、この印刷機には、そこにはちょっとした制約がありました。
文字が一組ずつしかない!
学研の活版印刷キットには、ひらがなやカタカナなどの文字セットが同梱されています。
ところが、文字は一組ずつ。つまり、同じ文字を何度も使うことができません。
そこで今回は、「一度使った文字は、同じ俳句の中で二度使わない」というルールで制作しました。
ただ、「ア、あ」はOK🙆♂️です。ひらがな、カタカナは、それぞれ一セット用意されているのです。例えば、こんな俳句です。
さみだれに
ひとふでがきの
カタツムリ
こちらはOKです。
一方、次の俳句はNGになります。
マイマイが
あめがふるひに
はっている
「マイマイ」の「マ」と「イ」が繰り返されているほか、「が」「る」も二度使われています。
活版印刷キットは、追加の文字セットを購入することもできます。
それでも、今回はあえて文字を増やさず、手元にある文字だけで俳句を作ることにしました。
使える文字が限られているからこそ、どんな言葉を選び、どのように表現するかを考える。
そんな制約から生まれた俳句を、活版印刷のカードに仕立てています。
例えば、こんな一句があります。
紫陽花に
ぬるりと光った
雨の余韻
俳句は、アから始まり、オまで。5つの俳句
今回の「蝸牛句」には、アからオまで、5つの俳句を収めています。
小さな活版印刷のカードと、レーザープリンターで印刷したミニZINE。
カタツムリの小さな世界を、俳句と本を通して楽しんでいただければ幸いです🐌
